こんにちは。
2020年度都立高校入学試験が終わりました。
ここでは、2020年度
都立高校入学試験の社会の解説
をしたいと思います。
2021年度はこちら


2020年、都立高校入試、社会の解説:大問1,2
大問1から
問1:正面に島(江の島)が見えて
右側に橋が見える写真である「エ」が正解
問2:5世紀中ごろに作られた前方後円墳
:大仙遺跡=大阪
なので、「ウ」が正解
問3:国際紛争を調査し、解決
平和を脅かす・・・
:国連安保理事会
なので、「イ」が正解
ミサイル問題、核問題で
よく「国連安保理事会」
は聞きますね?

大問2
問1:1950年代から半導体の生産が始まり
情報分野で世界的な企業・・・
:シリコンバレー
シリコンバレーがあるのは
カリフォルニア州:サンノゼ周辺
地図でC
雨温図は、夏は雨がほぼ降らない、
1年でも雨が少なめの「ウ」
ちなみに
A:ボストンで、雨温図 エ
B:ヒューストンで、雨温図 イ
D:シアトルで、雨温図 ア
になります。
カリフォルニア州は雨が少ないので
オープンカーがに向いている気候です。

問2:
Pはアルゼンチン
パンパの穀物生産、牧畜
が述べられている「イ」が正解
Qはマレーシア
年間数万隻の船が航行する海峡
:マラッカといえばマレーシア
「ア」が正解
Rは南アフリカ
豊富な地下資源、
欧州企業が日本向けの自動車生産
が述べられている「イ」が正解
ベンツやBMWも
南アフリカでも作られています。
それだけ南アフリカの工業は
しっかりしているのでしょう。
Sはドイツ
速度制限なしの区間がある高速
:アウトバーンがある
酸性雨の被害を受けた
が述べられている「イ」が正解
問3:
Wはメキシコ、Xはタイ、
Yはスウェーデン、Zはイタリア
雨季乾季がある=アジア
で、タイが正解であることがわかる
文章で「中華人民共和国の重要性が高まった」
から、アとウが残る。
輸入品の1993に「魚介類」があるウが正解
イはスウェーデン
以前は車(ボルボ)が多く輸入された。
ウはメキシコ
アメリカカナダとの結びつきが深いです。
日本は原油を輸入しています。
エはイタリア
衣類・バッグ類のブランド品
以前はローマのブランドショップに
日本人が列をなしていました。
今は中国人に代わりました。

2020年、都立高校入試、社会の解説:大問3,4
大問3
問1:
Aは宮城県、
1982年に開通:東北新幹線
地下鉄が走っているのはA-Dでは宮城だけ
ウが正解
Bは福井県
鯖江市のメガネは有名
2022年に北陸新幹線が開業
イが正解
Cは広島県、
三角州上に発達した都心部
広島といえば、三角州
お好み焼きではありません
アが正解
Dは鹿児島県
シラス台地からエが正解
とわかりますが、
2004年:九州新幹線
県庁所在地の人口から判断することもできます。

問2:
等高線は50mまで、P:ア
畑と果樹園が、田は東側、Q:ア
4cmで1Km、なので、R:イ
海は西側なので、風は北西から、S:イ
問3:
津波の被害を受けないように、
海から離れたところに造った。
交通量は増えたが
2つに分散されて、渋滞は減った
これを書ければ5点
大問4
問1:
アは大宝律令から飛鳥時代
イは建武式目・京都に幕府から室町時代、
ウは鎌倉って書いてあるし・・鎌倉時代
エは国分寺から奈良時代
答えは ア→エ→ウ→イ
問2:
書院造は室町時代からなので年表のイ
慈照寺は通称「銀閣寺」
地図ではB
銀閣寺がわからなくても
「京都」でBを選びましょう
問3:
文章に書かれているのは、
「浅間山の噴火」と「天明の飢饉」
その当時は田沼時代
でも、問はその4年後から10年後なので
次の「寛政の改革」を指している。
寛政の改革は、旗本の借金帳消し
米の備蓄などを行った。
それが述べられているエが正解
アは天保の改革(株仲間解散)
イは享保の改革(目安箱・新田開発)
ウは田沼時代(株仲間・輸出拡大)
問4:
Aの時期は、ほぼ大正時代にあたる。
文化の大衆化
(大正デモクラシー)
ラジオ放送の開始
を述べているウが正解
アは「国家総動員法」から昭和の戦前
イは「官営の製鉄所」で、明治後期
エは「廃藩置県」から明治初期。

2020年、都立高校入試、社会の解説:大問5,6

大問5
問1:
内閣の仕事は「ア」の条約の締結
イは国会の役割
ウは個人の尊重
エは地方自治の基本原則
についてそれぞれ書かれたものです。
これは消去法でも!というか、選択肢が簡単すぎる?
問2:
内閣と大統領の権限の違いについての問題
内閣は、議会に対して法律案を出したり解散する権限がありますが、大統領の場合、それらの権限はありません。
アメリカの大統領と議会はお互いの独立性が強いのが特徴です。
内閣は議会から不信任を受けることがありますが、大統領にはありません。
Aが×、Bが〇の「ウ」が正解です。
この問題、社会の先生が議院内閣制と大統領制について授業でどのように触れたかによって難易度が変わってくると思います。

問3:
社会資本の整備についての問い
これは、公園道路上下水道などの公共的な施設や設備を整えるはことを書いている「エ」が正解です。
アは、公的扶助についての説明
イは、社会保険についての説明
ウは、公衆衛生についての説明
これも、選択肢が簡単すぎるような・・
問4:
歳入歳出の変化についての問題
公債金の割合が低下し、
国債費が2倍以上に増えているのは
イの時期だけ。
「値上がりを見込んで株や土地を購入した」
これは、バブル経済を説明しています。
このグラフを見ると
1970年から1980年へかけての変化が大きい
ことがわかります。
大問6
問1:
アは、ECの発足で、1967年
イは、地球サミットで、1992年に初めて開かれました。
ウは、国際連盟の発足は第1次世界大戦後で1920年
エは、ドイツ、イタリア・オーストリアの三国同盟は1885年から第1次大戦まで続きました。
答えは エ→ウ→ア→イとなります。
三国同盟だけ読んでエを第二次大戦前だと早とちりするのはダメです。
この問題ですが、EC発足を1995年と考えることもでき、
その場合はエ→ウ→イ→アになります。
さらに、リオの地球サミットは2012年にも開かれている。ので、ますますややこしいです。
問2:
Aは、フィリピン。Bはサウジアラビア
Cは、コートジボアール、Dは、ポルトガル
「文字と剣が緑色の下地に書かれた国旗」
「石油輸出国」
から、サウジアラビアになります。
また、人当たりの国内総生産が増加し、
一時的に減少し1990年からは増加し続けた
の説明から、「ア」のグラフであることがわかります。
答えは B、アとなります。
「イ」がポルトガル、「ウ」がフィリピン
「エ」がコートジボアールです。

問3:
国際貢献に関する問題
・「貸付」割合を増やす
・技術協力の割合を増やす
・自立的発展を促す
といった、表現をすべて入れて説明できれば5点です。
この問題、以前に公立中高一貫校の入試で出されてたような気がします・・
2020年、都立高校入試、社会の解説:まとめ
2020年度
都立高校入学試験の社会の解説
をしました。
しっかりキーワードを理解しながら解き進むと
問題なく選択できます。
来年受験の人は、
クイズ問題のだと思って勉強すると良いですよ。

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