こんにちは、そろそろ期末試験も終わり、内申点が決まってくるころだと思います。
頑張ったけれども、オール3で換算内申39だった・・・
という人もいることでしょう。
以前、「オール3の偏差値は都立高校なら偏差値40~43くらい」
という記事を書きました

でも、
「内申点の分を試験本番でカバーするから
なるべくいい高校に行きたい!」
ですよね。
それでは、オール3・換算内申39で行ける高校って、
どのあたりでしょうか?
試験本番で挽回することを前提に考えてみます。
換算内申は本番でどのくらい挽回できるか?
Vもぎの進学研究会、Wもぎの新教育研究会、
どちらも高校の60%・80%の合格ラインを発表しています。
A高校に合格した人の換算内申の値をデータにして
平均よりもやや下あたりの換算内申を60%合格ライン
とし設定しています。
Vもぎを運営している進研のデータによると、
60%合格目安の換算内申より
6以上低い合格者は非常に少ない。
ことになっています。
逆に言えば、
「足りない内申点が、5以内であれば
本番で挽回すれば合格できる」
と、考えることもできます。
Vもぎ、Wもぎの、60%合格目安が
39「+5」以内の高校であれば
ギリギリOKということです。
それでは、オール3で行ける高校のおすすめを紹介します。


オール3で行ける高校:男子編
60%合格目安の換算内申が+5以内ならば、
データ的に試験本番で頑張れば合格可能であることが分かりました。
それでは、換算内申が39+5=「44」以下でどのような高校に行けるでしょうか?
1.雪谷高校 内申43 偏差値53 690点
野球・チア部が有名
勉強に部活にバランスよい
楽しい学校生活が送れると評判。
2021年の大学合格実績は
国公立4名、早慶上理14名、GMARCH93名、日東駒専155名です。

オール3から行ける都立高校としては雪谷高校あたりが上限のように思います。
換算内申39、試験で365点で合計690点です。
同じく、合格ラインが690点の高校としては
・石神井高校
・広尾高校
・豊島高校
・小平南高校
もあります。
スポーツの石神井、吹奏楽の豊島、渋谷が近い広尾、アクティブラーニングに力を入れている小平南、どれもそれぞれ魅力的です。
ただ、これらの高校にオール3から合格するには、
一般入試に向けて、しっかり勉強する必要はあります。
2.深川高校 内申43 偏差値52 680点
外国語コースもあり、明るい雰囲気の高校
GMARCHや日東駒専など中上位私立大学に強い
女子の制服はかわいいと評判

少しだけ合格ラインが下がります。
同じ学区では東高校もあり(内申42 偏差値49)
こちらもねらい目です。
1に挙げた行谷高校他は、相当頑張らないと厳しいかもしれませんが、深川高校なら、少し頑張れば届くレベルですね。
3.成瀬高校 内申42 偏差値52 680点
探究活動や理数研究活動に力を入れている学校
校則は比較的自由
2020年の大学合格実績は
国公立5名、早慶上理5名、GMARCH71名、日東駒専91名
と優秀です。

町田市にある成瀬高校。
指定校推薦の進学も多いので
高校に入ってからも、しっかりと勉強すると進路も開けてきます。
町田市にある成瀬高校。
指定校推薦の進学も多いので
高校に入ってからも、しっかりと勉強すると進路も開けてきます。
3.向丘高校 内申43 偏差値50 660点
文京区にある、環境が良い高校
1年生は部活動に必ず入る決まり
2020年の大学合格者は
GMARCH13名、日東駒専83名など。
ここも制服が可愛いと評判

東大や東洋大が近くにある
文教地区にある高校ですね。
合格ラインが660点なので、
試験本番では345点が目安になるので
上に挙げた3つよりも難易度は下がります。
ここに挙げた以外にも
・田園調布高校
・芦花高校
等も合格ラインが660点の高校になります。
(詳しくは学校名クリックで見れます)
オール3でも、この辺の高校なら十分に狙えます。
諦めないで頑張りましょう!


オール3で行ける高校:女子編
続いて女子編です。
女子は、同じ評定でも
男子よりも合格率が少し下になる傾向があります。
従って、狙える高校は男子よりもワンランク下がってしまいます。
もちろん、男子編で上げた高校を頑張って目指すこともできます。
1.保谷高校 内申44 偏差値48 640点
少し、厳しくて窮屈なところもあるようですが
2020年の大学合格実績は
国公立2名、早慶上理4名、GMARCH26名、日東駒専98名
とワンランク上の高校に匹敵
キラキラした高校生活は送りにくいけど、
進学まで考えたらおすすめの1校

2.小岩高校 内申45 偏差値47 640点
明るいイメージで、青春できると評判の学校
体育館が2つあって、部活動も盛ん
勉強に対する意識は自分で持つ必要があります。
進学実績は国公立3名、GMARCH14名、日東駒専52名
と中堅校としては普通レベルはキープ

3.松が谷高校 内申44 偏差値48 640点
英語科がある学校
明るく、にぎやかな雰囲気の学校
学校生活をエンジョイできると定評、制服も可愛いと評判
部活動も盛んで、テニス部・アーチェリー部が有名
進学実績は国公立3名、GMARCH10名、
成成明学独国武18名、日東駒専28名

他にも合格ラインが640点の学校として
・鷲宮高校
・富士森高校
・東大和高校
などもあります。(詳しくは学校名クリックで見れます)
女子で換算内申39だと、なんか「高校選べない」みたいな気がしますが、ここに挙げた学校は、しっかり受験勉強すれば十分に手が届く学校です。
オール3で行ける高校の穴場!:理系なら・科学技術高校
オール3で行ける高校を見てみました。
ここまで見てきたのは普通科でしたが、理系ならおすすめの高校があります。
都立科学技術高校(内申39 偏差値46 600点)です。
理系大学進学を前提とした科学技術科の高校です。
「科学技術科」という専門科目があり、
そこでの課題研究等の活動をアピールして、
AO・推薦入試で大学へ進学する生徒が多いです。
2020年は
・国公立15名
・早慶上理3名
・GMARCH5名
の合格者を出しています(浪人生含む)
芝浦工大、東京都市大、東京電機大、工学院大、東京農大にも合格者を出しています。
同じ偏差値の普通科に比べて、明らかに進学実績が良いです。
の合格者を出しています(浪人生含む)。
ただし
・理系限定
・科学技術科の高校なので
普通科のように青春できるイベントは少ない
・女子は少なめ
です。
大学まで視野を持って、理系大学に進むことを決めているならおすすめの高校の一つです。


オール3で行ける高校:まとめ
今回は、オール3、換算内申39でも、試験本番で頑張ったらいける学校を紹介しました。
もし、内申点の差が5点あった場合、
試験本番で挽回するには
約16点が必要になります。
1科目平均3~4点です。
試験本番で挽回するには、
しっかりと試験対策をする必要がありますね。
特に、2021年の平均点が低かった理科社会の対策をすると良いですね。
理科社会、どちらも70点を目指すように頑張れば、
オール3でも、ここで紹介した中堅校にしっかりと合格できます。
オール3でもなるべくいい高校に行けるよう、
あきらめずに頑張りましょう!


コメント