今日は都立駒場高等学校の紹介をしたいと思います。
偏差値、受験情報、評判、推薦、合格ラインなどについても紹介します。
駒場高校と言えば、高いレベルでの文武両道を目指している高校ですね。
普通科7クラスと保健体育科1クラスがあります。
まわりには、筑波大附属駒場・駒場東邦、日工大駒場など、「駒場」と名がつく高校がたくさんあります。
青山高校を青学と間違えるのと同様に
間違えられやすい都立高校の一つです。
そんな他県民のことはスルーして
普通科を中心に駒場高校を見ていきましょう。

駒場高校ってどんな学校?授業はどんな感じ?
駒場高校は1902年に、東京府立第三女学校として開校しました。
始めは六本木に校舎がありましたが、空襲で焼けて駒場に移転しました。戦後になって共学になり駒場高校になりました。
女学校時代から、体育教育に力を入れていました。
そのころから、勉強と運動の両立という今の駒場高校の校風は出来ていたんですね。
名門女学校だったためか、昭和の頃は女子に人気が高く、
「日比谷・西じゃなく駒場」
という選択をする女子もいたそうです。
2007年には進学指導特別推進校に指定され、進学面でも実績を作っています。
駒場高校の校訓は
「高きに挑み、深く学ぶ」
です。
教育目標は
健康な身体を養う
広く人間性を培う
と、文武両道をイメージしたものになっていますね。
駒場高校は、進学指導特別推進校の他に、
・スポーツ特別強化校
・文化部推進校
・理数研究校
・海外学校間交流推進校
・英語教育推進校
と、たくさんの指定を都から受けています。
とても期待されていることが分かりますね。

授業は、他の進学指導特別推進校と同様に、国公立大学受験を視野に入れたものになっています。
課題もとても多く、部活で疲れた中こなすのは大変のようです。
部活で疲れて家で勉強は・・という人のために、部活動終了後に利用できる、自習室があり、20:00まで利用可能です。
自習室には、近くの東大生や卒業生によるサポートティーチャーがいて、教えてもらうこともできます。
これを使わない手はないですね。
サポートティーチャーだけでなく、先生への質問もばっちりです。
準備室前に質問コーナーがあり、質問があればマンツーマンで対応してくれます。

進路指導に関してもいろいろな取り組みがあります。
東京工業大学や東京都立大学キャンパスツアーでは
大学見学や、大学の先生の模擬授業を受けます。
また、学校に大学の先生をお呼びしての進路ガイダンスも定期的に行っています。
また、定期テスト以外にも、実力テスト・模試を年間4回程度行って、自分の力を確認します。
進路に関する個人面談は年に2回行っています。
夏期講習では40を超える講座を用意しています。
数学や英語では志望校に応じたいくつもの難易度別の講座を用意して受験へ対応しています。
授業を見てみると
1年時は共通の授業です。
理科で物理化学生物の基礎をすべて学ぶのが特徴です。
2年時では、日本史・物理・化学・生物から2科目を選択します。
1,2年時とも、数学IAIIB、コミュ英、英表は十分な時間学びます。
3年時は、文系理系に分かれて、進路に合わせた勉強ができるようにしています。
基本的に、国公立大学を受験するためのカリキュラムになっています。

部活動を見てみます。
いろんな部活が活発に活動しています。
70%の生徒が運動部に所属しています。
文化部でも、百人一首部、演劇部、オーケストラ、新聞部なども全国大会レベルの活躍をしています。
昔ながらの体育会系の空気が残っています。
それを良いと思うかどうかはあなた次第です。

イベントを見てみます。
また、保健体育科による実技発表会というものもあります。
ただし、駒場高校は、部活>イベントという空気があるようで、他の高校のように、体育祭や文化祭の準備に凄い時間を使うような青春は無いようです。

駒場高校生の進路は?進学実績は?
駒場高校の進路はどのようなものでしょうか?調べてみました。
2021年は、合格実績では
東工・一橋に4(現役4)名、
旧帝大に5(現役3)名
国公立大全体で73(現役66)名
早慶上智に100(現役86)名
GMARCHに376(現役342)名
の合格者を出しています。
国公立大の合格者は少し少なくなりましたが、
早慶上智、GMARCHの合格者はとても多いです。
特徴的なのは、現役の合格率が高い事です。
マーチのMARあたりがボリュームゾーンですね。
指定校推薦はデータはありませんが
早稲田大・慶応大・明治大・青山学院大・立教大・東京理科大・学習院・中央・法政をはじめたくさんの大学に枠があります。
評定が取りにくく、推薦が利用しにくいという話も聞きます。

詳しくはこちらの公式HPのデータ(ここをクリック)をご覧ください。
駒場高校の難易度、偏差値はどのくらい?
駒場高校の偏差値・倍率はどれくらいでしょうか?
過去3年の倍率を見てみましょう。
一般入試の倍率は
一般入試の倍率(実質倍率)は
2020年度 男子 1.74 女子 1.87
2019年度 男子 1.26 女子 1.61
2018年度 男子 1.48 女子 1.29
となっていて、
今年の倍率は急上昇しました。
推薦入試の倍率は
2020年度 男子 3.43 女子 5.54
2019年度 男子 2.07 女子 3.08
2018年度 男子 2.64 女子 3.54
となってて、
こちらも倍率が大きく上がりました。
さて、その一般入試の合格偏差値と内申の目安は以下のようになります。
男子
80%合格率 偏差値63 換算内申56
60%合格率 偏差値61 換算内申54
女子
80%合格率 偏差値63 換算内申60
60%合格率 偏差値61 換算内申58
となります。(進研データより)
駒場高校は、女子の方が難易度が高いです。
推薦入試でのめやすは43~45です
ただ、倍率が上がったので、偏差値は少し上がると思います。

駒場高校に受かるためにはどんな勉強したらいいの?
駒場高校の説明会は
学校見学会:
7/21・8/3
時間未定~
学校説明会:
10/30、11/13
時間未定~
学校をしっかり自分の目で見て決めましょう!
そして、まず換算内申を頑張りましょう!
換算内申が男子51以下女子55以下の場合は本番で相当頑張る必要があります。
倍率が上がりましたので、偏差値も1は上がると思います。
小山台とほぼ変わらない難易度になったと思います。
入試本番での最低の目安は
男子420点、女子410点程度と思われます。
80点平均は確実に必要です。
・不得意科目も75点は死守
このくらいが必要です
理科社会で90点をとれると、だいぶ楽になります。
推薦入試に関しては、
公表データによると、小論文、個人面接どちらも差がつくよう試験のようです。
推薦入試の倍率は高めですので、どうするか?ですね。

駒場高校、勉強と部活を両立して頑張る人にはお勧めの学校ですね。
ただし、古い体育会系の体質がやや残っていそうです。
とはいっても、部活、特に
運動部をしっかりやりたい、成績上位層には、
とても魅力な学校なのは間違いないでしょう。
駒場高校のアクセスは?
駒場高校の住所は
〒1153-0044 東京都目黒区大橋 2-18-1
です。
駒場高校のアクセスは
東急田園都市線
池尻大橋駅より 徒歩7分
京王井の頭線
駒場東大前駅より 徒歩7分
自転車通学はできません。
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