今日は都立立川高等学校の紹介をしたいと思います。
偏差値、受験情報、評判、推薦、合格ラインなどについても紹介します。
立川高校と言えば、多摩地区で一番の伝統校ですね。
今でも
・多摩地区の高校と言えば立川!
・国高は立高が育てた!
という人は年配の方を中心に多いですね。
質実剛健・自主自立の校風を100年以上保っている伝統校で、他の多摩地区の都立進学校が比較的新しいのと比べると、独特な雰囲気を持っています。
そんな立川高校を見ていきましょう。

立川高校ってどんな学校?授業はどんな感じ?
立川高校は1901年に、東京府立第二中学校として開校しました。
都立高校では、日比谷、戸山、両国に続いて4番目に古い、歴史ある高校です。
多摩地区でただ一つの旧制中学校で、
「多摩に府立二中あり」といわれ、
多摩地区の優秀な男子が集まって切磋琢磨する学校でした。
旧制中学校によくある「バンカラ」な校風があり、
1950年に共学化して立川高校となった後も、
男子が女子の倍いるという、半分男子校のような空気だったそうです。
昭和時代は
学園紛争の多摩地区の中心的存在となったり、
学校群制度で国立と組んで大学実績をともに伸ばしたり
多摩地区の都立高校をけん引してきました。
2003年に、国立と共に、「進学指導重点校」に指定されました。
今も、「多摩地区に立高あり」です。
立川高校のスローガンは
「立高は未来に向けて進化します」
です。
教育目標は
- 人格の完成をめざし、真理と正義を愛し、個人の価値を尊び、勤労と責任を重んじ、 自主的精神に充ちた心身ともに健全な国民を育成する。
- 人類及び社会について、広く深い理解と健全な批判力を養い、将来国家及び社会の有為な形成者として必要な資質を養う。
- 個性に応じて将来の進路を決定させ、一般的教養を高めるとともに、大学において専門的学識技能を修得する基礎を作る。
と、「自主自律・質実剛健」に、「未来を目指す」を合わせたものになっています。
学校はとても自由な雰囲気となっています。
個性的な生徒もとても多いそうです。
制服はありませんので、みなさん自由な服装で通学しています。
校則も自由で、髪染めもOKだそうです。
校則では、下駄、ピンヒールはダメ、馬での通学もダメという
そんな校則があるくらい、逆に自由と言えるでしょう。
立川高校は、進学指導重点校なので、
難関国公立大学を踏まえたカリキュラムで
質の高い教育を行っています。
ただ学力を上げるだけでなく
「主体的・対話的で深い学び」
の実現を目指しています。
幅広い教養を学ぶことを目的にしているので、
・社会では日本史世界史地理
・理科では物理化学生物地学
を全員勉強します。
受験だけを考えれば、無駄な部分もあるかもしれませんが、
幅広い学びは将来役に立つことでしょう。

年間20回の土曜授業もあります。
また、夏休み、冬休みなどの長期休業日には補習・講習を実施しています。
1,2年生は、基礎学力をつけるための補講・補習
3年生は、受験のための補習・講習
を行います。
また、冷暖房完備の広い自習室があります
職員室前には質問コーナーもあります。
放課後に、補習・補講がある場合もあります
また、2018年よりスーパーサイエンスハイスクールに指定されました。
理数系教育のより一層の充実や、2年生よりSSHクラスを2クラス設置して、希望者は理科の探求研究を行います。
SSHクラスは2年3年と「SSH課題研究」という授業があり、そこで、様々な理数に関する課題研究を行います。
大学や企業と連携した専門的な探究活動も可能となっています。

進路指導をみてみます。
3年間を見据えた計画的な進路指導を行っています。
・面接指導の充実
・キャリア教育の充実
・定期的な模擬試験の実施
の3つを軸にしています。
・進路ガイダンス
・大学見学や、大学の先生による出前授業
などをおこなっています。

部活動を見てみます
立川高校は「文武両道」といったうたい文句はありませんが、ほとんどの生徒が何かしらの部活動をしているようです。
定時制もあるため、17時までしか練習は出来ませんが、短い時間をうまく利用して活動しています。
さすがに、強い部活というものは無いようですが、天文気象部は大きな天体望遠鏡もあり、成果を出しています。
イベントを見てみます。
1年の臨海教室では千葉の館山にある高校の寮に行って3泊4日を過ごします。遠泳が一番のイベントです。
イベントも十分盛り上がりますが、イベントを楽しみたいというのであれば、頑張って国立高校に行った方が良いでしょう。
程よい自由の中で活発なイベントという感じです。
立川高校生の進路は?進学実績は?
立川高校の進路はどのようなものでしょうか?調べてみました。
2021年は、合格実績では
東大に2名
京大に5名
東工・一橋に16名、
旧帝大に13名
国公立大全体で名
早慶上智に86名
GMARCHに415名
の合格者を出しています。
2021年は、八王子東同様、大きく伸ばしたようです。
傾向としては、国公立大も多いですが
早慶上智やMARCHあたりの私大の合格者が毎年多いです。
マーチのMARあたりがボリュームゾーンですね。
年によってバラつきがあって、浪人率が50%近くなる年もあります。
指定校推薦はデータはありませんが
早稲田大・慶応大・明治大・青山学院大・立教大・東京理科大・学習院・中央・法政をはじめたくさんの大学に枠があります。

詳しくはこちらの公式HPのデータ(ここをクリック)をご覧ください。
立川高校の難易度、偏差値はどのくらい?
立川高校の偏差値・倍率はどれくらいでしょうか?
過去3年の倍率を見てみましょう。
一般入試の倍率は
一般入試の倍率(実質倍率)は
2021年度 男子 1.65 女子 1.36
2020年度 男子 1.55 女子 1.67
2019年度 男子 1.47 女子 1.49
となっていて、
今年の倍率は男子急上昇、女子は低下しました。
推薦入試の倍率は
2021年度 男子 3.94 女子 4.03
2020年度 男子 2.72 女子 3.70
2019年度 男子 2.15 女子 3.47
となってて、
こちらも男子の倍率が上がりました。
さて、その一般入試の合格偏差値と内申の目安は以下のようになります。
男子
80%合格率 偏差値66 換算内申57
60%合格率 偏差値64 換算内申55
女子
80%合格率 偏差値65 換算内申60
60%合格率 偏差値63 換算内申58
となります。(進研データより)
八王子東とほぼ同じです。
推薦入試でのめやすは44~45です
駿台模試の偏差値の方を参考にする人も多いかもしれませんね。
男子
確実ライン 56.4
可能ライン 49.6
女子
確実ライン 55.2
可能ライン 49.3
となっています。

立川高校に受かるためにはどんな勉強したらいいの?
立川高校の説明会は
学校見学会:
8/8,9,10
授業公開:
10/2・11/13
1限~4限
学校説明会:
10/2・11/13
14:00~
入試問題説明会:
7/10・12/11
学校をしっかり自分の目で見て決めましょう!
そして、まず換算内申を頑張りましょう!
換算内申が男子51以下女子54以下の場合は本番で相当頑張る必要があります。
国立・八王子東・国分寺などの過去問も解きながら、
難しめの問題を解くコツを身につけましょう。
過去の入試の平均点は年によって違いますが、
50-60点くらいだと思います。
理科社会は共通問題です。
理科社会の平均点は新宿高校の公表データから考えると、75-80点くらいと思われます。
平均点+10点を取ることが合格するためにとても重要です。
理科社会で90点をとれると、だいぶ楽になります。
推薦入試に関してのデータは公表されていません。
推薦入試の倍率は高めですので、どうするか?ですね。

立川高校、伝統の高校で、自由な校風・個性的な生徒もいる学校です。
好きな人には、国高よりもいや、日比谷よりも良い高校だと思います。
学校を見て決めましょう!
立川高校のアクセスは?
立川高校の住所は
〒190-0022 東京都立川市錦町2-13-5
です。
立川高校のアクセスは
JR中央線・南武線
立川駅より 徒歩8分
多摩都市モノレール
柴崎体育館より 徒歩5分
馬での通学、下駄・ピンヒールを履いての通学はできません。
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