英語長文は読まなくても解けるって本当?英語長文勉強法1

今日は、英語長文の勉強法について触れたいと思います。

英語長文は、全部読まなくても解ける」っていう話、聞いたことありませんか?ネットで英語長文の勉強法を調べると、よく目にするフレーズです。でも本当でしょうか?

はっきり言います、間違いです。

ネイティブスピーカーの人や予備校で長年、英語長文対策をしている講師の方なら可能かもしれませんが、一般の受験生にとっては「英文を読まずに解く」のは間違った方法と言えます。

目次

なぜ「英語長文は全部読まなくても解ける」と言われるのか?

 そもそも、英語の長文の勉強法として「英語長文は全部読まなくても解ける」という噂が、なぜ広まっているのでしょうか?

 英語の長文を解くには、単語をたくさん覚えなくてはなりません、英語構文解釈の勉強も必要です。どちらも地味な勉強に思えてきますよね。もしも、英語長文を読めなくても点数が取れる方法があれば、それらの勉強をしなくてもいいことになります。単語を覚えるの大変だな~」「構文解釈の勉強面倒だな~」「何か抜け道は無いかな~こうした受験生の悩みから生まれた、「幻の賢者の石」として、「英語長文は全部読まなくても解ける」という話が広がっていったのだと思います。

注)現代文の解き方の一つとして、問いの文章を読んでから、本文中から答えを探すという解き方の技はあります。高校入試レベルの現代文や、大学入試でも難易度の低い現代文の場合には、本文を読まなくても解くことができる問題はあります。特に、記号選択式の問題の場合には通用します。

 だから、英語でも同じようなことができるはずでは?と考えてしまってもおかしくないです。しかしながら、現代文の手法をそのまま英語に使うことは無理です。我々は日本人なので、日本語で書かれた文章であれば、多少読み飛ばしたとしても理解することはできます。しかしながら英語はそういうわけにはいかないのです。

 ついつい楽な方法は無いか?裏技は無いかと思い、良い攻略法は無いかと探してしまいますが、その時間を正しい勉強法に使った方が早く英語は上達します。

じゃあ、英語長文の勉強はどうしたらいいの?

英語長文が苦手な人にはまず「精読」をお勧めします。

「えー、精読~! 大変だからいやだ!」という声が聞こえてきます。
「あったりまえじゃん! もっと、なるほど!という方法を教えてよ!」という声も聞こえてきます。
だからこそ、英語長文な苦手な方には、精読をお勧めします。

確かに精読は大変なのは事実です。ですので、初めは簡単な長文から取り組みます。長文問題集は何種類もありますが、その中から基礎編のものを選び、精読を行いましょう。

 本当に長文が苦手な人は、全レベル問題集のレベル1、東進レベル別のレベル2あたりから始めましょう。場合によっては高校入試問題でも良いです。

 そして、その長文をひとつひとつ丁寧に読んで(訳して)いきます。英文が読めなかった場合、その原因が単語にあるのか文法にあるのか区別します。分からない単語があるなら辞書で調べ、文法が分からなくて訳せないのなら、文法を調べて確実に訳していきます。文法については、ネット検索も便利です。例えば、関係代名詞whoが出てきてどう訳したらいいのかわからなかった場合、「whoの訳し方」で検索するとたくさんヒントが出てきます。

こうして、一文ずつ訳した後、最後にもう一度全体を通して読んでいきます。

・全体を通してどんな内容が書いてあったのか?
・どのような文構造が使われていたのか?

を理解しましょう。

ここで、大事なのは、時間を気にしないことです。速く読もうと思わないで、確実に読むことを意識しましょう!

 300word以下の短めの文章を1日1つ、30日で30、しっかりと読むと、英語を読むということに慣れてきます。また、「あ、この表現、前にも見た」という表現も出てきたりして、だんだんと読む速さが上がってきます。簡単な長文でも30も精読すると、「英文が読める」と言う感覚が出てくるようにもなります。

ここまでで英語長文読解の、初級クリアになります。

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