
杉並総合高校は都立高校では珍しく第二外国語を必修としている高校です。
今回はそんな杉並総合高校について詳しく解説していきます。
情報は随時更新していきます。
杉並総合高校ってどんな学校?授業・行事はどんな感じ?
杉並総合高校は2004年に創立された総合高校です。
永福高校と桜水商業高校が合併するという形で創立された都内では3番目の総合高校になります。
東京都教育委員会からは「国際交流リーディング校」「日本語指導パイロット校」「海外学校間交流推進校」及び「ユネスコスクール」として、海外交流にかなり力が入っているのが特徴的です。
オーストラリアのフォートストリート高校をはじめとし、他にも台湾・韓国の姉妹校との交流を活発に行っています。
文科省によるインドネシア孤児院ボランティアや、現地の中等学校との交流などもあり、海外に飛び立って活動をしている生徒がとても多いです。
マレーシアの大学からの指定校推薦があるのもとても特徴できで、高校を卒業した後も海外での挑戦を推進してくれるシステムが整っています。
キャリア教育にも力を入れており、職場体験学習としてインターンシップで実践的な経験を積むことができます。
部活動に関しては、バドミントン部(関東大会出場)や弓道部(インターハイ出場)など、輝かしい実績を残しているものもあり、文武両道が実現されています。
授業
杉並総合高校では、2年次から選択できる系列として「人間・社会」「科学・環境」「メディア・文化」「ビジネス」「国際コミュニケーション」があります。
また、自由選択科目としては「文系」「理系」「専門・実習」と科目が分かれており、その枠を超えて選択をすることも可能です。
ノーチャイム制を採用しており、名前の通りチャイムが鳴らない学校生活を過ごすこととなるため、自分で時間の管理を徹底することができるようになります。
杉並総合高校は、1学期・2学期・3学期の3期制になっています。
授業は50分授業で6時間授業です。
1年次は全員共通のカリキュラムです。
1年 | 一般の高校と同じような基礎的な教養科目の学習を行います。 |
2年 | 第二外国語の履修が始まるとともに、生徒それぞれの進路希望に合わせた専門科目を学習します。 |
3年 | 第二外国語・専門科目は更に発展的かつ今後の進路にも直結するような内容を学習します。 |
第二外国語は、スペイン語・フランス語・ハングル・中国語から選択することができ、また英語に関してはさらに発展した内容を学習することもできます。
行事
1年 | 遠足、英検受験 |
2年 | 台湾への修学旅行 |
3年 | 遠足 |
1年次では、日ごろの英語学習の成果として、全員が英検を受験します。
また、東京グローバルゲートウェイでの語学研修も実施されており、より実践的な英会話を身に着けるとてもよい機会になっています。
2年次では11月修学旅行に行きます。
2020年度は新型コロナウイルスの影響で国内での修学旅行になってしまいましたが、例年は台湾への修学旅行となっています。
都立高校で海外への修学旅行を実施している高校はとても珍しいです。
6月 | 体育祭 |
8月 | オーストラリアホームステイ(隔年) |
9月 | 姉妹校生徒訪日ホームステイ(隔年) |
9月 | 杉総祭(文化祭) |
3月 | 合唱祭 |
杉並総合高校は他の都立高校としてもかなり珍しく、オーストラリアへのホームステイや、韓国・台湾の高校生徒の国際交流がとても活発に行われています。
姉妹校である韓国の美林情報科学高等学校との交流会では、韓国語の合同授業・福笑い・調理実習・美林高校にはない部活動の体験などを行い、とても有意義な時間を過ごしています。
学生生活
制服
特に女子の制服に関しては
「スカートの長さが気になるけど、そこそこ可愛い」
「特にリボンが可愛く、テレビでも使われることがある」
と言われており、とても評判が良いです。
リボンやネクタイは3種類用意されているようで、自由に選択することが出来ます。
スカートも季節ごとの指定があり、豊富なデザインがあります。
ただ、着方は少し厳しいようで、着崩したりすることは出来ないとのことでした。
施設
総合高校で授業が多いので、教室が多く、必然的に学校自体がとても広くなっています。
校庭は広く、テニスコート・プール・弓道場・柔道場・体育館など、スポーツ関係の施設はとても充実しているようです。
上履きが必要ない一足制ではありますが、校舎はとても綺麗なようです。
いじめ等
いじめも全然なく、クラス・学年に一体感がありとても学校生活は楽しいという声が多くみられました。
しかし、やはり女子生徒のスカートの丈が膝下と、長く指定されていることを不満に思っている声が多く見られました。
杉並総合高校生の進路は?進学実績は?
2021年
進路先 | 人数 |
---|---|
大学 | 124名 |
短大 | 9名 |
専門学校 | 66名 |
就職 | 5名 |
その他 | 25名 |
2020年
進路先 | 人数 |
---|---|
大学 | 118名 |
短大 | 11名 |
専門学校 | 57名 |
就職 | 6名 |
その他 | 30名 |
基本的に卒業後は大学・短大・専門学校に進学する生徒がほとんどです。
一定数就職をする生徒もいるので、卒業後の進路は様々であるといえるでしょう。
杉並総合高校の倍率、偏差値、内申の目安は?
倍率
過去3年の倍率を見てみましょう。
一般入試の倍率は
2021年 | 1.00 |
2020年 | 1.37 |
2019年 | 1.51 |
となっています。
近年緩やかに倍率が低下し続け、2021年は全員合格という形になりました。
今年はその反動による倍率の増加に注意が必要です。
推薦入試の倍率は
2020年 | 2.21 |
2019年 | 2.13 |
2018年 | 2.63 |
となっています。
一般入試と比べれば、かなり高いように思われますが、都立の推薦入試としてはやや低めであると言えるでしょう。
偏差値
Vもぎ
80%合格率 | 偏差値48 換算内申43 |
60%合格率 | 偏差値45 換算内申41 |
Wもぎ
60%合格率 | 偏差値47 換算内申42 |
杉並総合高校に受かるためにはどんな勉強をしたらいいの?
都立高校入試のシステム上、普段の授業をしっかりと受けて定期考査で結果を出すことが大切になります。
内申点を1つでも多く獲得し、入試を有利に進めることが出来るようにしましょう。
入試は自校作成問題を使用しません。
他の都立高校と共通の問題を使っています。
比較的対策は打ちやすいでしょう。
おすすめの参考書は?
おすすめの参考書
東京都立高校 2022年度用 7年間スーパー過去問
この教材は都立高校の入試問題の過去問が7年分のっています。
杉並総合高校に限らずどの都立高校を受験する時にも役に立つので、持っておいた方が良い都立高校受験のバイブルともいえる参考書です。
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杉並総合高校のアクセスは?
杉並総合高校の住所は
〒168-0073
東京都杉並区下高井戸5-17-1
です。
杉並総合高校のアクセスは
京王井の頭線 浜田山駅より | 徒歩10分 |
京王線 上北沢駅より | 徒歩12分 |
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