自動詞と他動詞の見分け方は何?英語攻略その1

今日は英語の基本について勉強しましょう!
昨日は雨が降りましたね。

It rained yesterday.

この文章でrainは動詞ですが、さて、このrainは自動詞でしょうか他動詞でしょうか?答えは自動詞です。

さて、こんな具合に「この動詞は自動詞」「この動詞は他動詞」と、授業で説明していくと思います。もちろん覚えているのが王道ですが、見分けるコツはあります。きょうはその見分け方について説明していきます。結構便利かも?

目次

自動詞と他動詞の見分け方は「何を?」

自動詞と他動詞は、「目的語」が必要かどうかで見分けられます。

I run
I study

上の文章で、runは自動詞、studyは他動詞です。日本語に直すと

「私は走ります」
「私は勉強します」

です。2つの文章に対して、「会話文と思って答えなさい」と言われたらどう答えますか?

「私は走ります」には、「そうですか」「すごいですね」または「どこを?」と答える感じですね。一方で「私は勉強します」には「何を勉強しますか?」と「何を?」という答えが思いつくと思います。

そうなんです、他動詞には「何を?」に代表されるような目的となる言葉「目的語」が必要になります。

I study English.  私は英語を勉強します。

という文章が典型的な他動詞の例で、文型でいうと第3文型SVOです。
一方で、 I run は目的語が必要なく、「私は走ります」だけでも意味が通じます。(第1文型SV)このような動詞が自動詞です。

まとめると

・自動詞は目的語を必要としない

・他動詞は目的語を必要とする

ということです。

自動詞と他動詞の見分け方、自動詞には前置詞を

もう少し見ていきましょう

例文

I go school
I go to school

I visit school
I visit to school

go と visit の2つの動詞が出てきました。どの文章が正しいでしょうか?
この文で、goは自動詞でvisitは他動詞です。

goは自動詞で「行く」という意味ですので、
I go school では、「私学校行く」とカタコトの日本語のようになってしまいます。そこで、「前置詞」が必要になり、I go to school(私は学校に行く)になります。

一方、visitは他動詞で、「~を訪れる」という意味になりますので、I visit schoolで「私は学校を訪れる」となり、前置詞は要りません。
前置詞を入れてしまうと、「私は学校にを訪ねる」になっておかしい日本語になります。

他動詞には目的語、自動詞には前置詞

という風にザックリ考えて良いと思います。

自動詞と他動詞の見分け方、文で見分けよう!

さて、自動詞と他動詞の見分け方について説明しました。ここで、重要なことがあります。

自動詞と他動詞を単語単語で丸暗記しない

ことです。
run、go は自動詞、visit、studyは他動詞という風に単語単語で覚えていくのは大変だからです。そして

自動詞、他動詞どちらもとる動詞が多い

からです。

たとえば、runは自動詞と言いましたが

I run a school 

この文章の場合「私は学校を経営しています」となり、runは「を経営する」という意味で、学校という目的語を持っています。この時のrunは他動詞です。
なので、動詞で自動詞か他動詞かを覚えるのはあまりお勧めできません。よりよいのは

自動詞か他動詞かは文章を読んで判断する。

ことです。
文章を読むときに、「この動詞は目的語がないから自動詞なんだ」、「この動詞は目的語があるから他動詞なんだという意識を持って読んでいくことで、だんだんと感覚的に見分けていけるようにするのが一番理想的です。

でも、間違えやすい自動詞と他動詞は覚えておこう

自動詞と他動詞を単語単語で丸暗記しない

とは言いましたが、英語表現を勉強していくうえで、間違い探しのような問題も出てきますし、間違いやすい自動詞、他動詞は覚えておいてよいと思います。

間違いやすい他動詞

reach I reach to the station. は間違いです。
      I reach the station. です。

discuss We discussed about the problem. は間違い。
      We discussed the problem. が正解。
これは、間違った他動詞の例として、とても有名です。
日本人が書いた英語の科学論文にもたまに見られます
博士も間違う他動詞です。

 enter I entered to the office. は間違い
     I entered the office. が正解
これもよくある間違いで、なんとなく「入る」には前置詞が付きそうって思ってしまうんでしょうかね?

他にも、answer, consider, oppose, resemble, attend, mention, approach などがあります。
どれも思わず to, at, about などをつけたくなりますが、他動詞として使うことが多いですので、前置詞は要りません。

間違いやすい自動詞

agree I agreed him. は間違い
     I agreed with him. が正解
agreeの場合、目的語っぽい単語が来る文章が多いですが、自動詞なので前置詞が必要です。

arrive I arrive the station. は間違い
      I arrive at the station. が正解
これも、駅が目的なので他動詞って感じますが、atが必要です。

 complain She complained the service. は間違い
        She complained about the service. が正解
文句を言うという意味ですが、文句を言うのは直接って感じで前置詞を要らなく感じるのでしょうか?

他にも、apologize,hope, listen, graduate, referなども間違いやすい例です。

これらは、agree with(to), arrive at, complain about, apologize to, listen to, graduate from のように、前置詞込みで覚えると良いと思います。

 

自動詞と他動詞の見分け方まとめ

今日は、自動詞と他動詞の見分け方のコツについてみてみました。
ポイントは

・自動詞は目的語を必要としない

・他動詞は目的語を必要とする

・自動詞にも他動詞にもなる動詞が多い

・目的語を見て文章から判断するようにするのがよい

・間違いやすい自動詞、他動詞は覚える

でした、実際にはもう少し複雑な部分もありますのでその辺はまたの機会にしたいと思います。

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